よしなしごと其之四拾伍


9/15(金) 七日目


 全員での中国オフ最終日。帰国は明日だけど、関西組は朝便で帰るから、一緒に遊べるのも最後。一週間なんて、あっと言う間だねぇ...とは言え、今日は書籍中心のお土産GET日と決めていたので、朝から気合い入る(笑)
 と言うことで、朝の電車で上海に移動。上海は雨っす。しかも、上海駅工事中...構内通れず。ホームの先から線路を渡る。目の前を電車が警笛鳴らしながら横切ってるし(汗)明らかに乗客が歩くべきでない、泥のぬかるんだ雨ざらしの工事現場を抜けると、改札も通ってないのにそこは既に上海の街の中だった(笑)
 で、宿捜す時間がもったいないから青年会賓館に行こうとタクシー乗り場に行ったけど、タクシーの運ちゃん誰も青年会賓館知らない...4、5台見送ってたら、仕切屋のおっさんが知ってて、運ちゃんに教えてくれた。
 どうにか青年会賓館について、相変わらず愛想の悪い小姐相手にチェックイン。1時間ほど休憩して、街に繰り出す。
 地図を見ながら、文廟裏の本の問屋街を目指す。ここに行く途中は本当の裏町って感じで、庶民感覚剥き出しの上海だったね。小路を挟んで二階建ての煉瓦作りみたいな集合住宅が立ち並ぶ中をヒゲ面4人組の怪しい日本人が歩く。そりゃ、現地の人振り向くわな(笑)ちなみにこの時点でわしのヒゲが6mmくらいだったから、ヒゲ率85%(笑)しかし、一本々々の路地に全部名前が付いてるのね、中国って。あれなら、自分の住んでるとこに愛着持てそう。
 さて、問屋街到着。問屋街ったって、間口精々2間くらいの小さいのが30軒くらい固まってるだけなんだけどね。が、予定通り、皆爆裂(笑)見境無し、後先も考えずに買う買う(笑)ちゃんと子供のお土産も買ったよ、『奥特曼』と『寵物小精霊』。これが読めるあなたは龍図閣直学士だ(笑)
 ここからちょいと行ったとこが預園とか言うとこで、お土産屋さん街です。骨董なんか買う気もなかったけど、「水滸ある?」って聞いたら「あるある」と言って民国時代の繍像金聖嘆本持って来た!涎たらたら...でも、高かったから買えない。そしたら、店員が水滸伝のポスター大の絵を持ってきた。これは欲しかったなぁ...けど、結構吹っ掛けて来るし、でかくて持って帰れないよ。印刷なのに300元とか言ってたな。
 切手があるかと思って古銭商覗いた時、運弟がじいちゃんに1円玉と5円玉をあげたら大喜び(笑)「もっと大きいのないか?」って言うんで500円玉見せてやったら、持って行かれそうになる。「あげない!」って言ったら、1枚2元の銅銭を「いっぱい持ってけ」って言われたけど、そんな重いモンいらんわい!店の人がじいちゃんから500円玉取り上げて返してくれた。ごめんね、じいちゃん
 続々並ぶおもちゃ屋で、運弟が何やら発見する。見れば、水滸ラーメンカードの束(喜)何だか本物と偽物があったけど、全部買う(笑)その後も新たな偽水滸ラーメンカードがざっくざく。ふと見ると、地元の子供が水滸ラーメンカードの取り替えっこしてる。人気あるみたいね、水滸伝。否、水滸ラーメンカードが人気なのかも(汗)運弟、ここでも子供にお手製水滸伝カードプレゼント。この後、阿字弟は琵琶購入。枇杷じゃないよ、琵琶だよ(笑)でも、そんなに高くないのね、琵琶って。
 次は遂に本屋街だよ。何軒入ったかね、わしら。兎に角、皆ブチ切れてました(笑)もう、遮る者なし、所謂穆弘状態(爆)あんまし皆本買い過ぎて、重くて任務続行不能(笑)一旦、ホテルに退却。
 ホテルで買った本とか全部置いて、直ぐに再出発。最早手持ちのカバンには入りきらないことが判明してたので、まずキャスターバックを買いに行く(笑)わしは取り敢えず安売り中の大きなバックをGET。運弟は幾分小さいの。「これだけ大きけりゃ、余裕だろう」そうでないことを後で思い知ることに...
 残しておいた上海書城に入る。すげーデカイ。八重洲ブックセンターよりデカイ(汗)当然、水滸本の山(喜)当然、また炸裂(爆)変な日本人集団、水滸本買い占め(笑)本に執着のあるわしとよん弟は何時までも売場から離れず。その間、運弟と阿字弟で上海書城内のインターネットカフェから帰国オフ情報を収集。関西12人、関東16人だって(汗)凄いことになってるし...
 十分な戦果を挙げて、晩飯に向かう。今日の晩飯は、途中で見つけた餃子屋さん。なんでかって?だって、『梁山有108将、長安有108餃』って書いてあったから(笑)とことん水滸中国オフだね、この旅は。ちょっと呑みつつ餃子喰って、今回の旅行についてあれこれ話す。いや〜、面白かったね。話題尽きず...
 と、そこへ日本人のオネーチャン5人組登場。ちゅーごくの綺麗なオネーチャン達を見慣れた今のわしには、同胞とは言え見劣りすること甚だしい(汗)思いっきり日本語で小姐に注文するも、意志疎通できず(爆)頑張るオネーチャン達、今度はゆっくり大きな声で注文してみる。そーゆー問題じゃねぇだろ(爆)余りに小姐が可哀相だったので、阿字弟助太刀に行く。オネーチャン達、納得の御様子。折角阿字弟が助けてやったにもかかわらず、あーでもねーこーでもねーとまだ悩むオネーチャン達。まだ20代中程だろうに、わしはそこに未来のおばさん達の姿を見たぜ(汗)
 やっと注文の決まったオネーチャン達を後目に、わしらはホテルに戻る。ホテルに戻ってからも、また皆でお話。名残尽きず。でも、又会えるし、なんか全然湿っぽくない。いいねぇ、水滸は(笑)明日の朝にばたばたしたくないので、お土産を整理して購入したキャリアーバッグに詰める。が、9割方パンパン(汗)しかも持って行った20Lのリュックも同様(滝汗)試しにリュック背負ってキャリアーバッグを持ってみる。...こ、腰に来るぜ(汗)こんなの持ってちゃんと帰れるのか?不安だ...関西組は朝のしこーきなんで、早めに就寝。同室の阿字弟とは、夜の更けるまで語り合ったのでした。
 最終日に続く...

長安餃子楼

アップ!ここに...