水滸川柳 林教頭 あの瓢箪は どこいった?


- 梁山泊第六位の好漢で、五虎将の一人じゃ。魚返版では「ヒョウ頭」となっておるが、そこまで訳さんでも...
- 元は八十万禁軍の槍棒師範じゃ。親父殿も軍官じゃったようだで、武門の家の出かの。
- 槍棒師範じゃったから強いのは当たり前。手柄の数も数知れず。戦場に立つ時は蛇矛を使う。梁山泊中興の立て役者でもあるんじゃ。
- その容貌、「豹の頭にどんぐり眼、燕のおとがい虎の鬚、身の丈八尺三十五、六」と来たもんじゃ。無茶苦茶語呂が良くて格好えぇが、これは三国志の張飛翼徳と全く同じ。じゃが、張飛と違って林冲はもそっと知性派じゃよ。美人の奥方も居ったしの。無頼化した後は血の熱いところも見せるのじゃが、なんとなく不幸の影を引きずっておって、人を魅了する人物じゃな。
- 方臘戦後、中風を患い六和寺で療養中に死亡。嗚呼、最後までしっかと読ませる漢じゃなぁ...