いや、絵の書ける御仁は羨ましい限りじゃの。わしゃ、絵がまったくダメだで、有名どころの御紹介のみさせてもらおうかの...
絵師 | 画題 | 感想と言うか何と言うか... |
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歌川 国芳 | 阮小七 | 一瞬、虎退治?と思わせるんじゃが、さにあらず。 |
張順 | さすがに張順、色白じゃな。 | |
武松 | う〜む、評価が分かれそうじゃな... | |
魯智深 | 野猪林じゃな。林冲はおらんけども... | |
史進 | 踏まれておるのは陳達じゃ。史家荘と言うことじゃ。 | |
樊瑞 | 襲っとる化け物は喬道清の魔軍だそうじゃ。 | |
安道全 | ちょっとヤバイ安先生じゃ(笑)治療されとる顧大嫂、関羽の様じゃな... | |
魯智深 | ここから別のシリーズじゃよ。白黒じゃが、前のとちょっと違うじゃろ? | |
公孫勝 | 遂に本伝中では見せなんだ、空中に浮かぶ姿じゃな(笑) | |
林冲 | 林冲じゃと言われない限り、判別できんじゃろうな(笑) | |
関勝 | ちょっと体のバランスがよろしくないかもしれんの... | |
狂画一 | 秦明の曲芸...虎と話す武松...狂画だ... | |
狂画二 | 双鎗将の竹馬...張青vs孫二娘...聖水将の水鉄砲... | |
月岡 芳年 | 魯智深 | 別の浮世絵師の魯智深じゃ。わしゃ、こっちが好き。 |
張順 | 名場面じゃな。張順vs李逵、江州の下りじゃよ。 | |
大原 東野 | 西遊記1 | 水滸伝ではないんじゃが、おまけじゃよ(笑) |
西遊記2 | お釈迦さまの指と孫悟空じゃな。 | |
西遊記3 | 八戒はイメージ通りじゃが、沙悟浄は河童ではないようじゃ(笑) | |
西遊記4 | 三蔵法師御一行様の図じゃ(笑) | |
葛飾 北斎 | 西遊記5 | 羅刹女が芭蕉扇で悟空を飛ばしとるとこじゃな。 |
西遊記6 | 構図が気に入っとる、神々vs妖魔達の図。 | |
小杉 放庵 | 史進 | 史進と朱武、楊春じゃな。高島先生が言う通り、この人の絵は飄々呼としとって面白い。弓舘芳夫氏訳水滸傳(第一書房)の挿し絵じゃ。 |
魯智深 | 五台山の魯智深じゃな。 | |
林冲 | 吹雪きの中、酒を買いに行く林冲じゃ。 | |
白勝 | 黄泥岡の酒売りの図。味があるのぅ。 | |
魯智深&楊志 | 二竜山の乗っ取りの場面じゃよ。最高じゃな。 | |
武松 | 武大が魂魄で登場じゃ。 | |
武松 | 「水滸伝と日本人」にもでとった、西門慶成敗の図。 | |
張横 | ぺこぺこしとるのは宋江達じゃ。穆兄弟に追われて乗った船の追い剥ぎ船頭が張横じゃった。 | |
王英&扈三娘 | 祝家荘征伐後の王英夫婦じゃな。蚤の夫婦じゃろ。 | |
燕青 | 盧俊義を助ける燕青の図じゃ。 | |
董平 | 絆馬索で騎馬を倒されて捕らえられた董平じゃな。縄を持っている手前は扈三娘、向こう側は孫二娘じゃろ。 | |
葛飾 北斎 | 宝珠寺 | 魯智深、楊志、曹正が二竜山を奪う場面じゃな。やっと見ることが出来た、葛飾北斎の絵じゃ。 |
扈三娘vs呼延灼 | 官軍の最初の本格的な梁山泊攻めの時の場面じゃよ。呼延灼が双鞭を持ってないんじゃが、まぁ善しとしようかの。 | |
虎退治 | 武松の虎退治じゃよ。生きた虎なんて見たことなかったんじゃと思うけども... | |
鴛鴦楼 | 武松の鴛鴦楼の皆殺しの場面じゃ。これは殺し尽くした後に壁に「殺人者打虎武松也」と書いてるところじゃな。 | |
江州騒動 | 宋江・戴宗の処刑場に好漢達が切り込んで二人を救うところじゃ。この絵ではメインは李逵じゃな。 | |
水島 爾保布 | 遇洪而開 | 宇野浩二氏著「水滸伝物語」の挿し絵じゃ。これは洪太尉が魔物を解き放ったところじゃな。 |
林冲vs楊志 | 林冲が梁山泊入山の条件として出された”投名状”として、楊志を見つけたところじゃな。 | |
武松 | 武松の虎退治直前の図じゃ。 | |
張順 | 江州で李逵と喧嘩した辺りの挿し絵じゃよ。「踊るシヴァ神」と見えなくもないが... | |
公孫勝 | 星祭りで大導師となった公孫勝じゃ。 | |
清水 崑 | 魯智深 | 奥野信太郎氏訳「水滸伝」の挿し絵じゃ。大相国寺の菜園で近所の破落戸が魯智深を肥溜めに落とそうとしとるところじゃな。 |
楊志と牛二 | 天漢州橋で吹毛剣を売る楊志と絡む没毛大虫牛二じゃよ。 | |
武松と潘金蓮 | 怒って武大の家を出る武松じゃ。潘金蓮は止めてるように見えるけども... | |
李逵vs張順 | これから張順の反撃が始まるとは、知らぬ仏の李逵の図じゃ。 | |
李逵vs扈三娘 | と言うより、李逵を見て引き上げる扈三娘じゃな。ちょっと棟方志功風の扈三娘かも(笑) | |
全員集合 | 百八星集結で大宴会中の梁山泊じゃよ。 | |
福田 貂太郎 | 林冲 | 村上知行氏訳「水滸傳」(修道社)の挿し絵じゃが、この人の挿し絵は面白いぞ。なんとも通な場面が多いんじゃよ。これは、林冲は配流される日の別れの場面じゃ。「流刑の林冲岳父や妻と哀別離苦のところ」と書いてあるんじゃが、読めるかの? |
武松 | これも通じゃ。虎退治でなくて、虎退治後に猟師に会うところじゃ。解珍解宝ではないんじゃよ。 | |
清風山 | 柱に縛られとるのは宋江じゃな。盥に水も汲んであるじゃろ? | |
掲陽鎮 | 薛永vs穆春じゃ。宋江も端っこにおるじゃろ。何ちゅうマイナー対決を... | |
李逵一家 | 兄ちゃんの李達、おかあちゃんといっしょの貴重な3SHOTじゃ(笑) | |
お宝画像(笑) | 楊雄、石秀の義兄弟と楊雄の美人妻潘巧雲じゃ。もったいない...(笑) | |
女将軍 | 北京攻めの際の梁山泊女将軍連の揃い踏みの図じゃ。子分は男じゃな、残念... | |
井上 洋介 | 王進vs史進 | 同じ村上知行氏訳「水滸傳」の挿し絵じゃが、こちらは角川版。この人はわしが知ってるだけで、水滸伝の挿し絵を3つ書いてるようじゃな。これは史家荘での一齣じゃ。 |
林冲 | 林冲の例の場面じゃよ。 | |
九天玄女娘々 | おぉ、麗しや。娘々と宋江、邂逅の場面じゃぞ。 | |
李逵 | 李逵のスプラッタシーンじゃ。相手は祝彪。これは子供が見たら泣きそうじゃな。 | |
呉用&李逵 | 北京にて。談天口とお供の道童に化けたところじゃよ。 | |
盧俊義vs史文恭 | 曾頭市の敵討ち。上空には晁蓋の亡霊がおるよ。 | |
柳川重信 | 八犬伝1 | 犬田小文吾の野猪退治の場面じゃな。北斎の「虎退治」に相当する場面じゃよ。 |
八犬伝2 | 犬坂毛野の對牛楼での仇討ち場面じゃ。判りにくいが、二階の右端が毛野じゃよ。北斎の「鴛鴦楼」に相当するんじゃ。 | |
八犬伝3 | 犬川荘助救出に犬塚・犬飼・犬田の三犬士が法場に乱入するところじゃな。北斎の江州の法場荒らし相当の場面じゃ。 | |
小杉 放庵 | 武松 | 同じ小杉 放庵氏でも、佐藤春夫氏訳「新譯水滸傳」の挿し絵じゃ。場面は獅子楼の西門慶成敗の図じゃが、弓館版とは大分違うじゃろ? |
李逵vs張順 | 水飲まされる前の李逵じゃな。手前の料理屋の二階に、宋江と戴宗がおるよ。 | |
燕青 | 逃亡したのに捕まった盧俊義を救出する燕青じゃな。弓館版にも同じ場面があるから、較べて見てくだされ。 | |
李逵 | 李逵の知事さんじゃよ。鍾馗みたいじゃが、李逵じゃぞ(笑) | |
項充&李袞 | 団牌軍団じゃな。マイナーキャラもちゃんと書いてくれるんじゃ(笑) | |
??? | 繍像足本水滸全傳表紙 | 『鴨嘴灘』の『水滸訳本書房』にある「繍像足本水滸全傳」の表紙と挿し絵じゃ。これは表紙で張某(名前が分からん!)と言う画家が描いたらしいんじゃが... |
林冲水寨大并火 | ここから挿し絵じゃよ。読めるかの?各回のタイトルが書いてあるんじゃが、一回毎に挿し絵二枚ってことじゃな。本がばらばらになりそうなんで、取り敢えず四枚だけじゃ(笑)これは第五才子書の第十八回の前半タイトルじゃ。 | |
晁蓋梁山小奪泊 | こっちは第十八回後半。 | |
梁山泊義士尊晁蓋 | 第十九回前半。 | |
運城縣月夜走劉唐 | 第十九回後半。 | |
金子三蔵 | 武松の虎退治 | 『鴨嘴灘』の『水滸訳本書房』の「世界文学全集20 水滸伝」の挿し絵なんじゃが...まずは、なるほどってことで... |
関勝捕らわる | ん? | |
王英捕らわる | んん?? | |
朱武苦肉策 | あらららら... | |
山崎百々雄 | 楊志売刀 | 『鴨嘴灘』の『水滸訳本書房』の「少年少女新世界文学全集34 水滸伝三国志」の挿し絵じゃよ。一枚目は楊志と牛二と宝刀じゃな。 |
劉唐vs雷横 | これは世にも貴重な呉用の銅鎖が描かれた一枚(笑) | |
二人の李逵 | 李逵と李鬼じゃな。同じ顔しとるぞ(笑) | |
正法破邪 | これはカラーの巻頭挿し絵で、公孫勝に妖術を破られた高廉じゃよ。 | |
関勝陥罠 | 呼延灼に騙されて関勝が捕まる所じゃな。 | |
Miguel Covarrubias | 公孫勝 | Pearl S. Buckの『All Men Are Brothers』の挿し絵じゃ。 |
花和尚抜楊 | 本文とはちとポーズが違うかも知れんが(笑) | |
武松打虎 | 赤目の虎じゃが、額は白くないの(笑) | |
李逵 | これは誰が見ても歴とした李逵じゃな。 | |
扈三娘vs王英 | 扈三娘が宮本武蔵に見えて仕方がない...(笑) | |
清水 崑 | 魯智深抜楊 | お待たせしました!昭和21年刊『のんきな水滸傳』じゃぞ(笑) |
楊志売刀 | みんなこんな感じなんじゃが(笑) | |
武松打虎 | どーぢゃ、のんきじゃろ?(笑) | |
独角竜 | 怖いぞ、鄒潤(爆) | |
水中張順 | 中国ってのは、川に蛸がいるんじゃったっけ?(笑) | |
彫り物林冲 | 全身 | 写真を提供していただいた、りんちゅうさんの彫り物です。彫師の先生は、この道35年の彫広さんと言う方だそうです。彫る際に、下絵にあった笠は重苦しくなるので外したのだとのこと。林冲の必須アイテム瓢箪は、腿に彫られています。 |
上半身UP | ||
顔UP | ||
瓢箪UP | ||
下絵 | ||
大蘇芳年 | その1 | 『絵本忠義水滸傳』の大蘇芳年の口絵じゃ。ちなみに芳年は本姓月岡じゃが、明治五年に精神を病んで快気の後から”大蘇”を名乗ったようじゃな。 |
その2 | ||
その3 | ||
その4 | ||
その5 | ||
その6 | ||
その7 | ||
その8 | ||
その9 | ||
その10 | ||
歌川国久? | 公孫勝 | 『繍像水滸銘々傳』から五枚ほど。画工は不明じゃが、国久らしいの。文章の切れ目に▲とか○とかあるのは、同じマークの場所に文章が続く印じゃよ。 自序が面白いんで、抜粋の現代語訳を載せておこうかの。 「〜俺も先頃梁山泊さながらの小説家に仲間入りして、その手始めの投名状に『水滸略伝』一巻を著したが、幸い評判が良いので、書店主は肉饅頭の美味に満足して、手付けを置いて続編を求めやがった。例の如くに遅々として進まないけれど、前に原稿料の金印を打たれ、後に日限の首枷を掛けられたので、一盃機嫌で原稿を書き始めたが、酩酊酔眼とろんとしちゃった。筆の歩みも一歩は高く一歩は低く、蹌々踉々たる有り様だ。問屋の小二の居直り催促も、急いては事を仕損じると蒙汗薬代わりの渋茶を呑ませて足止め中だ。待ち飽きたのか、序文の一枚の詞の草稿を脱し終わると、立ち上がった小二は神行太保に似せて腿に二枚の甲馬はしないけど、飛ぶが如くに走って行っちまった云々」 |
朱仝 | ||
王進 | ||
孫二娘 | ||
呉用 | ||
歌川国芳 | 宋江? | 『稗史水滸傳』の挿絵じゃ。最初の二枚の色刷りは手刷りじゃよ。この絵の頃は国芳自身が描いておったようじゃが、刊行も終りの頃には弟子が描くようになって、質が下がったんだそうじゃよ。 |
誰かなぁ... | ||
史進vs陳達 | ||
拳打鎮関西 | ||
倒抜垂楊柳 | ||
風雪山神廟 | ||
楊志売刀 | ||
托塔天王 | ||
もめ事 |