李立 | 「なぁ、活閃婆。ちょっと店の模様替えしねぇか?」 |
王定六 | 「何でよ、判官兄ぃ?」 |
李立 | 「だっておめぇ、俺達の店は客が来ねぇじゃねぇかよ。」 |
王定六 | 「確かに。朱貴兄ぃのとこは立地条件が良くて古株だし、張青、孫新とこはあれでも一応女がいるしなぁ。うちら、店に特徴ないもんなぁ...」 |
李立 | 「最近、売上げ悪くて、蒋敬がうるせぇんだよ。」 |
王定六 | 「え?そうなのかよ。」 |
李立 | 「...バイト雇って、おねぇちゃん置くか?」 |
王定六 | 「でも、うちの山は女はご禁制だぜ。」 |
李立 | 「じゃ、カラオケは?」 |
王定六 | 「毎日、楽和と女房連中しか来ないぜ。」 |
李立 | 「...お前、何か事業計画立ててくれよ。原価計算もしてさ。じゃねぇと柴進兄ぃ達のとこで予算通してくれねぇからよ。」 |
王定六 | 「そんなもん、俺に出来る訳なぇじゃねぇか。兄ぃやってくれよ。」 |
李立 | 「俺に出来りゃあ、何も頼まねぇよ。」 |
王定六 | 「...」 |
李立 | 「このままやろうか?」 |
王定六 | 「そうだな...」 |