蒋敬 | 「この前はすみませんでした、軍師。」 |
呉用 | 「何、わしもおとな気なかったと反省しとるよ。」 |
蒋敬 | 「で、考えたんですが、一緒に詩の勉強会しませんか?」 |
呉用 | 「そうだな。わしも学のあるとこ見せたいしな。」 |
蒋敬 | 「ちょっと、練習してみません?」 |
呉用 | 「ではと。”両人対酌すれば、軽塵を潤し”...」 |
蒋敬 | 「だめですよ。そんな見え見えのパクリじゃあ。」 |
呉用 | 「じゃ、お前やって見ろよ。」 |
蒋敬 | 「”蜜柑の美酒、昼闇の丼”...」 |
呉用 | 「なんじゃ、そりゃ。変えればいいってもんじゃなかろうが。」 |
蒋敬 | 「ばれましたか?では、軍師。」 |
呉用 | 「うむ。”月が出た出た、月が出た”...」 |
蒋敬 | 「軍師〜。炭坑節じゃないですか?それ。」 |
呉用 | 「いや、ちゃんと五言だし、いいかなぁと...」 |
宋江 | 「何々、詩か?詩なら得意だよ、俺。えーっと...」 |
呉用 | 「...」 |
蒋敬 | 「...」 |