孔亮 | 「兄ちゃん、俺林師範に槍習おうと思うんだけど...」 |
孔明 | 「どうした、急に?」 |
孔亮 | 「ちょっと、いやな話小耳に挟んじゃってさ。」 |
孔明 | 「どんな?」 |
孔亮 | 「うちの小者がさぁ、呑んで話してたのよ。」 |
孔明 | 「うん。」 |
孔亮 | 「『宋江兄ぃはどえらい漢だ。あぁやって、優秀な部下の上にでんと構えられる漢はそういない』って。」 |
孔明 | 「いいじゃねぇか。俺もそう思うぜ。」 |
孔亮 | 「続きがあるんだよ。『でも、この間棒の稽古してるところは最悪だったぜ。あれじゃ、鼠一匹取れねぇな。』だと。」 |
孔明 | 「まぁ、はっきり言って当ってるな、それは。」 |
孔亮 | 「でさ、続きがあって、『あの程度が師匠じゃ、うちの統領も高が知れてるな。』ってさ...」 |
孔明 | 「おめぇ、こんなとこで管巻いてねぇで、林師範とこすぐ行ってこい!二人で入門しますってな!」 |