白勝 | 「兄ぃ、ちょっと気になることがあるんだけど...」 |
楊志 | 「なんだよ?」 |
白勝 | 「昔のことだけどさ...」 |
楊志 | 「だから何?」 |
白勝 | 「黄泥岡のことなんだけど...」 |
楊志 | 「あぁ、あのこと。」 |
白勝 | 「いやー、一度謝っとこうと思ってて、そのままだったから...」 |
楊志 | 「いいよ、そんなこと。」 |
白勝 | 「そう言って貰えるとうれしいね。」 |
楊志 | 「でも、参ったよなぁ。あの時は。」 |
白勝 | 「そうでしょ。ごめんな。」 |
楊志 | 「いや。もう、ぐらぐらでねぇ、あの時は。」 |
白勝 | 「どのくらい呑んだの、あの時?」 |
楊志 | 「ん〜、ほんの一口だけど...」 |
白勝 | 「ん?そんな強い痺れ薬じゃなかったけどなぁ、あの時のは...」 |
楊志 | 「そうなの?」 |
白勝 | 「うん。あれ?あんまり呑んでないねぇ、兄ぃ。」 |
楊志 | 「...」 |