杜興 | 「なんで俺達って、顔が恐いって言われるんだ?」 |
焦挺 | 「俺は愛想が悪いだけで顔が恐いわけじゃないぜ。」 |
杜興 | 「んなこと言うから没面目なんだよ、おめぇは。」 |
焦挺 | 「大きなお世話だぜ、鬼臉児。」 |
杜興 | 「まぁ、いいや。宣贊みたいに顔が不細工だってんじゃねぇし...」 |
焦挺 | 「でもよ、ちっとはイメージアップを図った方がよくねぇか?」 |
杜興 | 「へぇ、おめぇらしくもないこと言うねぇ。」 |
焦挺 | 「口数の多い野郎だな、おめぇは。」 |
杜興 | 「で、どうするんでぇ?」 |
焦挺 | 「俺が思うに、笑わないのがいけねぇんじゃねぇか?」 |
杜興 | 「それは言えるな。笑面虎、どうやりゃ笑える?」 |
朱富 | 「俺は元々こんな顔なんだって。でも、そうさな。にらめっこなんていい練習になるんじゃねぇかな。」 |
焦挺 | 「なるほど。頭いいな、おめぇ。」 |
朱富 | 「誉めるほどのことかよ。じゃあ、俺が審判やってやるから、今練習してみな。」 |
杜興 | 「よっしゃあ。」 |
朱富 | 「達磨さん達磨さんにらめっこしましょ、笑うと負けよ、あっぷっぷ...」 |
焦挺 | 「...」 |
杜興 | 「...」 |