丁得孫 | 「統領、納得いきませんよ!」 |
穆春 | 「そうだよ、それじゃなくても俺なんか兄貴が天こう星で頭来るのに...」 |
李雲 | 「軍師はどう思います?」 |
呉用 | 「まぁ、言ってることは十分にわかるが...」 |
宋江 | 「わしに言われてもなぁ...」 |
穆春 | 「じゃあ、でかい顔されるの、がまんしろって言うんですか?」 |
呉用 | 「いや、そう言うわけではないが...」 |
宋江 | 「俺からもよく清に言っとくから、ここは穏便に...」 |
李雲 | 「またですか。いつもそうなんだから。実の弟だから?」 |
丁得孫 | 「そうっすよ。俺達の身にもなってくださいよぉ。」 |
宋江 | 「ほら、今日は皆呑んでるからさ...」 |
李雲 | 「素面だって言いますよ、なんなら!」 |
呉用 | 「おい、そんなに怒るなよ。」 |
丁得孫 | 「だってなぁ...」 |
穆春 | 「いくら宿命とはいえ、この順位はないよなぁ。」 |
宋江 | 「じゃあ、明日皆で九天玄女娘々の廟にお願いに行こうか?」 |
呉用 | 「そうじゃ。また、石板が落ちるかも知れんぞ。」 |
丁得孫 | 「そんなもんかなぁ。宿命なのかなぁ。」 |
李雲 | 「宿命って変わらないらしいぞ、運命と違って...」 |
丁得孫 | 「そうなの?」 |
李雲 | 「一清先生に聞いたことあるよ。」 |
穆春 | 「...でも、確かに順位決めたのは統領達じゃないしな。」 |
呉用 | 「その通りじゃ。」 |
宋江 | 「な、廟にお願いに行こうよ、明日。」 |