穆春 | 「しかし、将軍は強いやねぇ。」 |
呼延灼 | 「そう誉められても、照れてしまうが...」 |
穆春 | 「俺、武芸がイマイチ下手だから憧れちゃうんですよ。」 |
呼延灼 | 「なんじゃ、よしてくれよ。」 |
穆春 | 「大体、二本も同時に武器操るなんてぇのはすごいっすよ。」 |
呼延灼 | 「それなら他にもおるだろう。董平、扈三娘、馬麟...」 |
穆春 | 「いや、そうだけど、兎に角すごい。どうすれば、そんなになれるんすか?」 |
呼延灼 | 「そうじゃな。まず、腕を鍛えることだ。」 |
穆春 | 「そうでしょうね。まぁ、一杯。」 |
呼延灼 | 「うむ。それも、できるだけ左右均等にな。」 |
穆春 | 「なるほど。」 |
呼延灼 | 「そうしたら、左右の手を同じ様に使えるように訓練する。」 |
穆春 | 「ほうほう。」 |
呼延灼 | 「そうすれば、両手で武器を扱うことなど簡単だな。」 |
穆春 | 「二本の武器か、いいなぁ。」 |
呼延灼 | 「やってみるがよかろう。教えてもいいぞ。」 |
穆春 | 「本当ですか。嬉しいなぁ。あ、先生、つまみ落としましたよ。」 |
呼延灼 | 「こりゃ、失敬。」 |
穆春 | 「酔ったんですか?あ、また...」 |
呼延灼 | 「わし、不器用でな。どうも箸が下手で困るよ。」 |
穆春 | 「...」 |