公孫勝 | 「今日は何事ですかな、兄貴がこんなところに呼び出すとは。」 |
安道全 | 「そうじゃな、忠義堂でもいいものを...」 |
宋江 | 「いや、今日はちょっと私事のお願いなんで一杯やってもらおうと思って。」 |
魏定国 | 「私事のお願い、ですか?」 |
宋江 | 「うん。曹正も呑みなよ。」 |
曹正 | 「へぇ、いただきやす。」 |
凌振 | 「で、お願いと言うのは?」 |
宋江 | 「うん。ここのとこ、変わったことがないからさ、ちょっと退屈で...」 |
公孫勝 | 「退屈...」 |
宋江 | 「だから、父上と清とバーベキューでもやろうかと思うんだ。」 |
曹正 | 「あぁ、上等の肉をほしい、ってんでしょ?いいすよ、仕事だし。」 |
宋江 | 「曹正へのお願いはその通り。」 |
魏定国 | 「で、我らは?御招待でもしていただけると?」 |
宋江 | 「だからさ、お願いだってば。」 |
凌振 | 「...なんの?」 |
宋江 | 「バーベキューって、焼けて食べれるまで時間が掛かって、待ってるの暇じゃん?」 |
公孫勝 | 「まぁ、でも、それが楽しいとも言えるでしょう?」 |
宋江 | 「わしは嫌なの、暇なのが。だから飽きないように、焼くのも派手にやりたいなぁと...」 |
安道全 | 「それが何か?」 |
宋江 | 「だからぁ、凌振と魏定国が派手に火を付けて、公孫勝が風の道術で火を熾すのさ。」 |
公孫勝 | 「そ、それだけのため...」 |
魏定国 | 「そんなことなら、いくらでも小者がいるでしょうに...」 |
宋江 | 「わし、総頭領だし、やっぱり一流がいいしさぁ、その方が見てても面白そうだし。」 |
安道全 | 「しかし、わしは関係なさそうじゃが...」 |
宋江 | 「先生が一番重要だよ。先生には、なんかこう、斬新なスパイスを作ってもらおうと思ってね。」 |
公孫勝 | 「...」 |