董平 | 「酔っぱらったから言うけどさ...」 |
周通 | 「なんでぇ、兄弟。」 |
董平 | 「皆ちょっと王英のこと悪く言い過ぎだと思わないか?」 |
周通 | 「おぅ、そのことよ。ありゃ、ねぇよな。」 |
董平 | 「所詮この世は男と女、自然の摂理というもんだよな。」 |
周通 | 「なんか、昔の演歌みてぇだけど、その通りだと思うぜ。」 |
董平 | 「結構皆だって女で失敗してるくせにさ、ずるいよな。」 |
周通 | 「あれじゃねぇのか、失敗したんでその腹いせとかさ。」 |
董平 | 「あー、あり得るねぇ。ねちっこいのもいるしなぁ。」 |
周通 | 「ちゃんと結婚すりゃいいってもんじゃねぇよな。」 |
董平 | 「おっ、いいこと言うなぁ。そうだよな、”愛”があればなんだって...」 |
周通 | 「ちょっと聞くけど、おめぇのあれも”愛”の結果か?」 |
董平 | 「...痛いとこ突くね。まぁ、溢れた愛の行き着いた先とでもいうかな。」 |
周通 | 「さすがに風流を名乗るだけのことはあるな...」 |
董平 | 「なんて言われると、ちと照れるが...」 |
周通 | 「いずれにしても、親が決めなきゃ結婚できねぇなんてのは納得できねぇよな。」 |
董平 | 「同感。古いよな、考えが。」 |
周通 | 「妻問婚でもいいじゃんか。」 |
董平 | 「略奪婚がなんだっていうんだ!」 |
周通 | 「できちゃった結婚だってかまうもんか!」 |
董平 | 「同棲だっていいじゃないか!」 |