楊志 | 「あっ、お前、俺が残して置いた最後の唐揚げ食ったろ!」 |
史進 | 「ん?あぁ、食っちまったみたいだな。」 |
楊志 | 「何で食うんだよぉ!」 |
史進 | 「いや、残ってたから、もういらないのかと思ってさ。」 |
楊志 | 「最後の楽しみに取っといたのに!」 |
史進 | 「悪い悪い。もう一皿頼むからさ。」 |
楊志 | 「いやだ!あれがいい!あれを返せ!」 |
史進 | 「お前なぁ、祝家荘の宿屋の若いもんみたいなこと言うなよなぁ...」 |
楊志 | 「うるせー!返せ!」 |
史進 | 「なんだよ、お前。目が据わってるぞ...」 |
楊志 | 「それがどうした!返せ!」 |
史進 | (こいつ、そんなに酒弱かったとは知らなかったぜ...) |
楊志 | 「さぁ、返せ!すぐ返せ!」 |
史進 | 「いい加減にしないと怒るぜ、俺も。」 |
楊志 | 「なんだと、このガキ!返せ!」 |
史進 | 「頭来た!てめぇ、表ぇ出ろぃ!」 |
楊志 | 「おー、上等だ!返せ!」 |
史進 | 「返せ、返せと喧しい!そんなに欲しけりゃ、拳をやるぜ!」 |
楊志 | 「偉そうに、このガキが!返せ!」 |
史進 | 「ガキガキって言うな!お前こそ、顔だけじゃなくてケツにもまだ痣があるんじゃねぇのか!」 |
楊志 | 「...」 |