裴宣 | 「軍師、どう思います?」 |
呉用 | 「う〜ん、まぁ言いたい気持ちも分からんではないが...」 |
裴宣 | 「ですが、要望が多数寄せられているので、私としても困ってる訳でして...」 |
呉用 | 「だが、連中のせいではないしなぁ...公明哥々はどう思います?」 |
宋江 | 「いいじゃん。変えれば。」 |
裴宣 | 「いいんですか?そんな簡単に言って?」 |
宋江 | 「だって、たかが記号だよ。気にし過ぎじゃない?」 |
呉用 | 「あ、いや、公明哥々、それはどうでしょう...」 |
宋江 | 「いいからいいから。何か適当に見繕って、告示しちゃってよ。」 |
裴宣 | 「えっ?面談はなさらないんです?」 |
宋江 | 「うん。なんで?」 |
裴宣 | 「何でって、普通常識で考えれば、そのくらいはした方が...」 |
宋江 | 「何よ、まるでわしに常識がないみたいじゃん?」 |
呉用 | 「い、いや、裴宣は一般論を言ったまでですから...」 |
宋江 | 「こんなのは業務命令だって。いいから、告示して。」 |
裴宣 | 「確認しますけど、公明哥々の名前で告示していいですよね?」 |
宋江 | 「え?なんで裴宣の名前じゃないの?やだよ、わし。」 |
裴宣 | 「げっ、そんな...」 |
宋江 | 「だって、裴宣が持ってきたんだよ、この話。業務命令ね。」 |
裴宣 | 「...はぁ...」 |
呉用 | 「で、字はどうしますか?公孫先生に頼んで字画を見てもらいますか?」 |
宋江 | 「なんでも良いって。そうだ、ここで決めよう。」 |
呉用 | 「え?今ですか?」 |
宋江 | 「だって、面白いじゃん。え〜と、貉死蚊と登非と膨棄でどう?」 |
呉用 | 「何故、よりによってそんな字を...」 |
宋江 | 「面白いから。じゃ、よろしく。」 |
裴宣 | 「貉死蚊と登非と膨棄...PCで変換できないからって...」 |
呉用 | 「音は同じだな...」 |