＜盗聴六十九番：水軍．．．＞

李俊	「他の部隊も試合をしてるみたいだから、水軍もやるか？」
張順	「いいっすね。」
童威	「どんな試合？」
阮小七	「武術試合か？」
李俊	「いや、武術なら歩兵や騎兵と変わらないから、水軍らしい試合にしよう。」
張横	「泳ぎと潜りはだめだよ。張順の勝ちって判ってるんだから。」
童猛	「そうだよなぁ。」
阮小二	「じゃあ、釣り大会は？」
張順	「そんじゃあ、お前らが有利じゃんか。」
阮小二	「気付かれたか。」
阮小五	「船漕ぎ競争は？」
張横	「面白いけどさぁ、運動会みたいじゃん。」
童猛	「そう言えば、次回の運動会は水上競技もあるって言ってたな。」
李俊	「ダブっちまうとうるさいからなぁ、公明殿．．．」
阮小七	「そしたら、何やる？」
李俊	「お、そうだ！俺達は水軍、船乗りだ。」
阮小五	「そうだよ。だから？」
李俊	「船と言えば、船酔い。」
童威	「まぁ、一般的にはそうだな。」
李俊	「だから、酒呑み対決にしよう！」
張順	「あ、それいいかも。」
童猛	「俺達も賛成！」
阮小二	「反対する奴は俺が許さねぇぜ！」
李俊	「よし、決まり〜。酒は朱富に上酒を用意させろよ。」
張横	「合点承知！」


水軍らしいと言えば、水軍らしい．．．