呉用 | 「それぞれ、秋の模擬試合を行っておるようだから、参謀陣も模擬演習を行おうと思う。」 |
朱武 | 「良い考えですな。」 |
公孫勝 | 「やつがれも朱武殿の兵法に触れる良い機会。」 |
呉用 | 「では、全員賛成と言うことで実施するが、実際に部隊を動かすとコストが掛かるので、この兵棋を使って、陣法の勝負としよう。」 |
朱武 | 「わかりました。」 |
呉用 | 「では、それぞれ、陣を布け。」 |
公孫勝 | 「やつがれは、長蛇陣と行きましょう。」 |
朱武 | 「では、鶴翼で迎え撃ちます。」 |
呉用 | 「では、始め。」 |
公孫勝 | 「まずはこう、と。」 |
朱武 | 「では、右翼を...」 |
公孫勝 | 「そこを常山の蛇で...」 |
朱武 | 「陣形を魚鱗に...」 |
公孫勝 | 「ならば、遊軍を背後へ...」 |
朱武 | 「ほほう、しからば後詰めを移動、と。」 |
公孫勝 | 「さすがは、朱武殿。では、陣形の変化につけ込んで中央突破と行きましょう。」 |
朱武 | 「そうはさせじ。再度、鶴翼に戻して包囲陣を布く...」 |
公孫勝 | 「いやいや、敵いませんな、朱武殿には。」 |
朱武 | 「どうしてどうして、五分五分でしょう。」 |
公孫勝 | 「実力が伯仲していると言うことでしょうか。」 |
朱武 | 「呉加亮殿、判定をお願いいたす。」 |
呉用 | 「...」 |
公孫勝 | 「勝敗や如何に?」 |
呉用 | 「...ジャ、ジャンケン、でどう?」 |
朱武 | 「...」 |
公孫勝 | 「...」 |