呂方 | 「なぁ、前から思ってたんだけどさ。」 |
郭盛 | 「うん。」 |
呂方 | 「俺達って個性に乏しいんじゃないかな?」 |
郭盛 | 「何で?方天画戟使うのって、俺達だけじゃん。」 |
呂方 | 「うん。そうなんだけどさ、個人としての個性がさ。」 |
郭盛 | 「あぁ、そう言うことね。う〜ん、悲しいけど、その通り。」 |
呂方 | 「だろ?だから、なんか考えなきゃいけないかなと思ってさ。」 |
郭盛 | 「どっちかが得物変えるってこと?」 |
呂方 | 「と言いたいところだけど、お互い譲れないのも分かってるしさ。」 |
郭盛 | 「だよね。」 |
呂方 | 「うん。だから、相談しようと思ってさ。」 |
郭盛 | 「難しいね。」 |
呂方 | 「難しいだろ?」 |
郭盛 | 「う〜ん...お前、女装しない?」 |
呂方 | 「え?女装?俺が?」 |
郭盛 | 「そう、女装。これはいないよ、他には。」 |
呂方 | 「嫌だよ。お前やればいいじゃん。」 |
郭盛 | 「俺も嫌。もっと普通のがいいか?」 |
呂方 | 「当然だろ。恥ずかしくない奴がいいな。」 |
郭盛 | 「状況としては、戦場での個性ってこと?」 |
呂方 | 「普段は別にどっちでもいいでしょ?やっぱ、戦場で目立たなきゃ。」 |
郭盛 | 「戦場で目立つと言えば、手柄立てることだよね。」 |
呂方 | 「でも、俺達中軍守護だから、そう言う場面少ないしね。」 |
郭盛 | 「だぁねぇ。それにあれだけの人数の中で目立つには、半端じゃ駄目だろうね。」 |
呂方 | 「う〜ん...」 |
郭盛 | 「なぁ、中軍にいるんだし、一人々々で目立とうとするより、中軍守護として目立つってのはどう?」 |
呂方 | 「それも一理あるね。で、どうする?」 |
郭盛 | 「こんなのどう?...」 |
呂方 | 「...おっ、面白い!それにしよう。」 |