王定六 | 「看板は、これでよし、と・・・」 |
張順 | 「おう、なんだ?新商売か?」 |
王定六 | 「はい...「出前」始めようと思って。俺、これでも俊足で通ってますからね...『塞内どこでも30分以内にお届け!』なんて、いいと思って。」 |
張順 | 「30分過ぎたら?」 |
王定六 | 「お代は頂かない、ってことで。」 |
張順 | 「ふーん...色々考えてんだなぁ、オマエも。」 |
王定六 | 「そりゃそうですよ!待ってても来ない客なら、こっちが出向くしかないですから。」 |
張順 | 「ま、がんばってくれや。俺も使わせてもらうぜ。」 |
王定六 | 「はい!いつでもどうぞ!!」 |
数日後... | |
張順 | 「定六・・・出前の方は、どうだ?」 |
王定六 | 「...戴宗さんの注文受けて...逃げ回られました。」 |
張順 | 「な...それじゃ」 |
王定六 | 「大赤字...」 |