花栄夫人 | 「ウチの息子ったら、まだ小さいのに、もう主人のマネして弓矢を撃つマネとか始めてるのよ。」 |
徐寧夫人 | 「子供に弓矢って、危なくない?」 |
花栄夫人 | 「まぁね...でもあの人は放任主義って言うか、子供の好きなようにさせるのが一番って人だから...あなたの所は?」 |
徐寧夫人 | 「ウチは親バカなのよ...子供ができたとき、主人ったら『一子相伝の技を伝えることができる』ってそりゃもう大喜びだったもの...さすがにまだ槍は持たせてないけど、この前なんか『ちょっと鎧でも着せてみようか』
なんて言って、家宝の鎧を引っぱり出してきてねぇ...」 |
花栄夫人 | 「ああ、あの赤い奴ね。」 |
徐寧夫人 | 「まだ鎧着るには小さいってのに...今のあの人には、家宝より子供の方が大事みたい。」 |
花栄夫人 | 「家庭的で良いじゃない...そう言えば、徐寧さんって、どんなプロポーズしたの? 」 |
徐寧夫人 | 「いやだ、いきなり...そんなこと言ったら、花栄さんだって凄くかっこいいプロポーズしそうだけど、知りたいなぁ...」 |
花栄夫人 | 「そ、そう言えばあなたさっきから黙ってるけど、あなたの所のプロポーズは?」 |
秦明夫人 | 「...『花栄がそう言うなら、しようか』って...」 |
花栄夫人 | 「...」 |
徐寧夫人 | 「...」 |